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園舎の一部が完成して入居 [生涯支援]

念願の増改築工事も順調に進み、園舎が一部利用開始になりました。早速拝見させて戴きました。とても明るくて使い易そうでした。支援のシステムはユニット方式で、OFFの生活を楽しめる工夫が随所に施されていました。利用者の笑顔がとても印象的でした。4月頃には全館オープン出来る予定と伺いました。

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          昭和55年に重度・最重度の知的障がいの子をもつ親たちの手によって開設され、運営されてきた施設です。利用者ひとりひとりに寄り添い、暮らしを共に見つめ、よりよい生活を日々模索しております.

事業の内容

施設入所支援

40名の方々が各ユニットに分かれて、それぞのユニットで過ごされています。


生活介護事業

40名の方々が、それぞれのおしごと場へ出勤し、地域の方々とふれあいながら、おしごとをすすめています。


短期入所   

定員は、1日10名になっています。ご家庭の方が体調を崩された時に利用されたり、レスパイトとして利用されています。

日中一時支援

定員は、1日10名になっています。主に週末にご利用されています。


NPOひかり第8回通常総会に参加して [生涯支援]

昨日10時半より富津市の市民会館で開催されたNPOひかりの第8回通常総会に出席させて戴きました。法定後見人制度に関わるいろいろな問題が噴出する中、着実に実績を重ねながらあわてずに周囲の状況を判断し歩みを進めている「NPOひかり」の運営方針を評価する者です。急激な社会の変化は、重い障害を持つ者にとって必ずしも良い方向に向いているとは限りません。法定後見人制度もじっくり見直し本当に被後見人の為になる制度に改める必要が有ります。其の点「NPOひかり」の、被後見人の数をやたらに増やし運営効率を上げる事は考えず、社会の情勢を探りながら真に被後見人の為になる機会を待つ姿に感服しています。「NPOひかり」の被後見人になる希望者にはどのタイミングでお願いするのがBESTか指示待ちが大勢居ます。 

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園舎改修は計画通り進んでいます。 [生涯支援]

今日、午前中に施設へ伺い、子供の利用契約を済ませて参りました。ついでに、園舎の改修の様子を見て、施設長さんや業者さんとすこし雑談をして来ました。園舎改修は、ほぼ計画通りに進行中の様子でした。  既設の園舎の約半分を取り壊す作業と、其の部分及び追加基礎工事を終え、重量鉄骨の柱が立ち、之から外壁の作業を始める処でした。 8月には第1次計画はだいたい終り、入居可能な状況になるそうです。楽しみに待ちましょう。                                                              

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取り壊しや建設の騒音の中、利用者の心境は? [生涯支援]

今日、AM10時から通所施設「太陽のしずく」で豊岡光生園の全体保護者会が有りました。改修に伴う利用者の状況に付いて園より説明がありました。前回の解体と改修作業についての説明では、園舎は利用者が住んだまま半分ずつ2回に分けて取り壊し建設するとの事でした。大方の保護者は環境の変化に伴う利用者の精神状態を大変心配して居りました。然し、第1回目の取り壊し作業に際しての利用者の状況は、極めて冷静で、普段通り変わらずに過ごしているそうです。保護者や職員の心配は取り越し苦労だったのかもしれません。然し、まだ始まったばかり、安心してばかりも居れません。之から長い間、騒音や、見知らぬ作業者も大勢見え、利用者にとって安心して生活出来る良い環境とはかけ離れた中での生活が始まる訳です。築30年を迎えた園舎


「親亡き後」障害を持つ子等の為に [先細りする支援費]

少子高齢社会を迎え、莫大な赤字国債を抱え、其の上、デフレスパイラルに苦しむ現在、税収も乏しく、年度予算のほぼ半額を更なる赤字国債に頼る状態が続いています。増え続ける社会保障費(毎年1兆2千億円増)を抑制する策も尽き果て、増税も止むなしとの結論に達した様です。

赤字国債の累計は1000兆円を超え、消費税を10%位増やした処で解消出来る額では無い事も政府は承知の筈、「新しい公共」を提唱し、NPOやコミュニテイ等国民の善意で支える福祉を社会保障政策の中心に据えようとしております。

此の国の財政は、もはや税金(公費)だけでは障害者や高齢者が生きる最低限の福祉さえ補償する事は困難な処まで来てしまいました。政府は之等にかかわる支出を大幅に削減し、財政を健全な姿にしようと努力をしている最中です。「親亡き後」の対策迄考えるゆとり等、全くありません。

然し、障害を持つ子の親にとって唯一の願いは、「親亡き後」も吾が子が安心して生涯を全う出来る社会の実現です。

此の法人の親達は年老いて自分達が動けなくなる前に、法人内に其れを作ろうと設立以来30数年懸命な努力を続けて参りました。そして、今、其の仕上げとして入所施設「豊岡光生園」園舎の改修に取り掛かろうとしている処です。

此の改修は、吾が子等が「親亡き後」も安心して生涯を送る為の最後の砦造りです。設備の近代化、個室化を始め、例え障害が重くなったとしても、重症心用設備を整えた個室で過ごせる様にと予定して居ります。

最近の判例にも有る様に、障害者の為の社会資本が未整備な為、障害者を長期間刑務所に留め置くと云った考の判事が此の国には依然残って居ます。こんな判決がまかり通る社会から早くおさらば出来る様に努力せねばなりません。

園舎の改修が済み健全な姿で法人が運営されて行けば、親達の30数年来の念願は、略、成就します。

健全な財政の運営なしに其の国の国民に未来は有りません。現在の財政状況を鑑みるに、どの政党が政権を取っても、暫くは対象者一人当たりの福祉予算は削減され続けるでしょう。同様に法人も、健全な運営無しには利用者親子の未来は保証出来ません。昨今の様に世の中が混沌としたカオスの時にあっては尚更です。私達も、設立の原点に立ち返り、暫くは過剰な設備投資を抑え「固定負債を減少させる」堅実な運営を続ける事が肝要です。何をプライオリテイに取り組むべきか?慎重に討議し、行く方を誤たぬ様に心掛けなければなりません。

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当事者が運営する新しい公共 [新しい公共]

在職中に次男が高熱により重度知的障害になりました。当時(30数年前)は障害者の入所支援施設等殆ど無い状態で、生活費を得る為の職業の継続と家庭での重度障害者養育の両立が困難で、子供を道ずれに命を絶つ者が後を絶たない時代でもありました。

何とかしなければと焦りましたが、とても、独力で解決出来る様な問題ではありませんでした。

その様な折、同じ問題で悩み、既に行動を起こしている親達が居る事を知り、連絡を取りました。入所中の子が成年に達し、緊急に児童施設の退所を迫られている子を抱えた彼等の悩みはより深刻でした。行政任せの他力本願では何時まで待っても解決出来そうも有りません。”先ず当事者である自分達が汗を流し、出来る事から始めよう”と頑張って居りました。

然し、僅かな人数では世間もなかなか認めてくれず、想いを貫徹できる基礎さえ作る訳にも参りませんでした。

其処で、同じ問題に悩む多くの親達が同時に立ち上がれば少しは大きな力になるだろうと、広く県内の親達に呼びかけ、メディアにも訴え続けて参りました。

紆余曲折の末、漸く世間にも同調者が現れ始め、多くの方に認めて頂き、社会福祉法人を立ち上げる事が出来ました。そして、行政や支援団体の援助を戴き、入所施設を開設する迄の運びとなりました。

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私達の願い [生涯支援に向け]

今から30年程前、重い障害を持つ子を抱え生きる術を模索していた親達は、互いに協力し合い富津市豊岡の地に入所施設「豊岡光生園」を開設致しました。然し、時の経つのは速いもの、生涯支援に必要な諸々の施設開設に力を注いでいる間に、嘗ては最新の様式を誇った園舎も、生活様式が変わった今では、使い勝手の悪い建て物に変わってしまいました。 今年は思いきって、個室中心の使い勝手の良いものに改修する予定です。同時に重症心身障害にも対応出来る設備も整えたいと頑張って居ります。                                     

嘗て、成年に達し児童施設を去らねばならぬ、吾が子等(重度障害者)を想い始めた事業も、今では、特別支援学校卒業後の[重度知的障害者の生涯に亘る支援体制の確立]を目指す親達の願いを叶える場と変わっています!  

この命題に正面から取り組み「豊岡光生園」開設後「特別養護老人ホーム三芳光陽園」「鴨川ひかり学園」「湊ひかり学園」「太陽のしずく」「ケアーホームCOCO」=COCO-MOMO-勝手の家-のどか-ほのか-あけぼの荘-等々6棟のケアーホームを次々に開設し、特別支援学校卒業後の主に重度知的障害者の生涯支援体制の確立に向け着々と歩みを進めて居ります。本年は利用者の生活の場の選択肢を更に増やし、質的にも充実させたいと、入所施設豊岡光生園の園舎を改修する計画を進めて居ります。

薄光会後援会では其の完成に向け現在募金活動を実施しています。ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。(募金は富津市湊1070-3 薄光会後援会宛てにお願い致します。℡0439-67-3711)


地域の皆様に支えられて [秋祭り]

10月16日富津市の豊岡光生園の秋祭りに行ってきました。例年は夏に開催されていましたが、今年は東北大震災の影響もあって、この時期になってしまったそうです。地元の中学校を始め地域の皆様の和太鼓演奏、合唱、コーラス、ジャズ演奏等々音楽を中心に利用者、家族、支援職員、大いに楽しませて頂きました。有難う御座いました。

又、今年は、古く使い勝手の悪くなってしまった園舎を現在の生活様式に合う様に大改修を計画されていると伺いました。施設長さんを始め職員の皆さんはお忙しい中、現在の利用者の生活様式に合った斬新な設計を求めて、方々見学されているとも伺いました。又、重症心身障害にも対応出来る設備も整える予定だそうです。どの様な園舎になって披露目出来るか大変楽しみです。之からも益々地元の期待に添う様努力を重ねて参るそうです。


明日は我が身? [震災]

未曽有の大災害です。此の危機に際し、国内は勿論、世界中から救援の手が差しのべられています。然し、ニュースにこそあまり取り上げられませんが、罹災地の障害を持つ方の中には家や施設を地震や津波で破壊されたり、流されたり、家族や支援者が亡くなったり、行方不明になったりして独りっきりになり生きて行く事さえ困難な方が多勢います。

此の様な時期、私達は、唯、行政の援助に任せるばかりでは無く、罹災者のご苦労を肌身に感じ、より一層の節約をし少しでも協力したいと思います。同時に何時もご支援下さる多くの皆様の温かい心を心とし、罹災地の重い障害を持つ子等の施設や家族に何か協力出来る事は無いかとも考えています。

行政の救援には限界が有ります。同じ障害を持つ子の親や兄弟でなければ解らない苦労や悩みも沢山あります。私達が罹災者であったならと考えて下さい。避難先での悩みやご苦労も手に取る様に解る筈です。


幸せ探して [障害者自立支援法]

 障害者自立支援法が施行され、此の先どの様な世界が待って居るのかサッパリ解らず、一時苦境に立たされましたが、皆様の知恵と努力でこの難関も無事切り抜ける事が出来ました。そして、子供達の生活も、環境も私達の願う「親亡き後」の姿に一歩近ずける事が出来ました。即ち、ハ-ド面では、此の制度を利用してケアーホーム6棟と日中活動の場「太陽のしずく」を開設し、光生園の定員を現行規定に沿う40名に改める事が出来ました。そして、新たに作業棟を開設致しました。又、ソフトの面ではケアーホームに移行した者を始め利用者全てを「ウィークデー日中の活動」と「夜間及び休日の私的生活」のけじめをハッキリと付ける生活に切り変えました。即ち、唯、食って生かされるだけの生活では無く、ウィークデーの昼間は自分でも何とか遣れそうなチームに加わり働く事で、少しでも良いから楽しみや積極性や達成感を見出す切っ掛けを作れたら、此処での生活の質も少しは変わって来るのでは?との思いも有り、あまり無理強いをしないジョブチームを数チーム用意し、利用者の生活意欲に何らかの変化の現れる事を期待して居ます。此の様に利用者の生活の質の改善を目論みながら念願の「生涯支援」に向け少しずつ、準備を進めて居ます。勿論、光生園園舎の改修は此処数年の間に職員達の手で成し遂げた之等の成果無しには考える事が出来ません。

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