明日は我が身? [震災]
此の様な時期、私達は、唯、行政の援助に任せるばかりでは無く、罹災者のご苦労を肌身に感じ、より一層の節約をし少しでも協力したいと思います。同時に何時もご支援下さる多くの皆様の温かい心を心とし、罹災地の重い障害を持つ子等の施設や家族に何か協力出来る事は無いかとも考えています。
行政の救援には限界が有ります。同じ障害を持つ子の親や兄弟でなければ解らない苦労や悩みも沢山あります。私達が罹災者であったならと考えて下さい。避難先での悩みやご苦労も手に取る様に解る筈です。
幸せ探して [障害者自立支援法]
障害者自立支援法が施行され、此の先どの様な世界が待って居るのかサッパリ解らず、一時苦境に立たされましたが、皆様の知恵と努力でこの難関も無事切り抜ける事が出来ました。そして、子供達の生活も、環境も私達の願う「親亡き後」の姿に一歩近ずける事が出来ました。即ち、ハ-ド面では、此の制度を利用してケアーホーム6棟と日中活動の場「太陽のしずく」を開設し、光生園の定員を現行規定に沿う40名に改める事が出来ました。そして、新たに作業棟を開設致しました。又、ソフトの面ではケアーホームに移行した者を始め利用者全てを「ウィークデー日中の活動」と「夜間及び休日の私的生活」のけじめをハッキリと付ける生活に切り変えました。即ち、唯、食って生かされるだけの生活では無く、ウィークデーの昼間は自分でも何とか遣れそうなチームに加わり働く事で、少しでも良いから楽しみや積極性や達成感を見出す切っ掛けを作れたら、此処での生活の質も少しは変わって来るのでは?との思いも有り、あまり無理強いをしないジョブチームを数チーム用意し、利用者の生活意欲に何らかの変化の現れる事を期待して居ます。此の様に利用者の生活の質の改善を目論みながら念願の「生涯支援」に向け少しずつ、準備を進めて居ます。勿論、光生園園舎の改修は此処数年の間に職員達の手で成し遂げた之等の成果無しには考える事が出来ません。